2013年7月11日木曜日

今、思うこと。


私は一体何を恐れているのだろうか、
私は一体何を不安に思っているのだろうか、
私は一体何が欲しいのだろうか、
私は一体何を望んでいるのだろうか、
私は一体何を幸せだと思っているのだろうか、
私は一体、、、
自問自答は尽きないけれど、
実はその全ての答えはとっくの前から気付いていながら、
ただそれを現実として認めること受け入れること、
そして、
がむしゃらに何かに立ち向かうこと、努力すること、
それをここ何年もしてこなかった結果が今ここにあるのだと、
やっと認めた、そんなこの頃。

人生や人の価値は勝ち負けの問題じゃないかもしれないけど、
私はやっぱり心から自分の行動に胸の張れる人間に憧れる、
照れや羞恥を感じることがあるのが普通だとは思うけど、
それにも負けず、今できる自分の全てで、
今の自分の目の前にある現実に挑むのがやっぱりいいと思う。
それができてる人にやっぱり魅力を感じる。
それをできてる人ってやっぱ楽しい人生送ってる気がする。

あまり認めたくなかったけど、
がむしゃらになることをおそれていた20代。
自分以上に才能がある人間が何万何億と果てしなくいることを思い知らされた20代。

だから何だというのだと、きっと10代の私はお尻を蹴っ飛ばしていただろうなって、
もうすぐ32歳になるこの頃、やっと認めた。
だから何だと言うのだと。


決して全てが自己満足だけで終わりたくはないけど、
少なくとも、自分は満足できる道、そして、あわよくば、
まわりの人もなんだか笑顔こばれちゃうようなそんな存在で居たいと思う。
自分が誰かを幸せにできるようなそんな存在になりたいなんて思うことは、
誰かの役に立っているのだという勝手な満足感の塊であって、
あんたが一体なんぼのもんやねん、とか思っていたのは正直なところだけど、
だからって何もせず、
クールぶってるのって結局自分をも満足させることができてないわけで、
それこそ、
あんたそれで何が人生楽しいのって話やないかいって、
やっと、やっとやっとやっと認めた。
自分が今できる全力で挑んで、
それを認めてくれる人には全力でありがとうの気持ちを伝えれば良いと思う。
やっとわかった。


だから、がんばる、これからがんばる。
わかったその瞬間からがんばる。
10年分の遅れを今から取り戻すんだ。
今、思うこと、今、なりたい自分に、
なれる努力をしようじゃないか、と。

ここ数日、ここ数ヶ月、
いつになくネガティブで、いつになくブレブレで、
いつになくいつになく不安だらけだった私にお付き合い頂いた皆様、
たくさんの勇気や愛情をありがとうございました。

流した涙や皆さんの思いやりを決して無駄にすることなく、
がんばりたいと思います、本当に。

みんなありがとう。
恩返しできるその時まで、もうちょっと待っててね。


2013.7月  真湖


2012年1月2日月曜日

Bonne Année 2012


謹賀新年
あけましておめでとうございます。
Bonne année と書きまして、「ボナネー!」と読むんですが、
新年を迎えたフランス人は「ボナネーボナネー」言うてます。
つまり、「アケオメー!」っちゅーことですね。
この言葉が街中で聞こえるという体験をしたのは、去年の今頃、
そのたった一度きりではありますが、どうやらその経験が無性に恋しく、
帰国してもうすぐ一ヶ月が経とうとしていますが、
明けても暮れても巴里を想う毎日です。

2011年は初めてのフランス暮らしに四苦八苦した年でもありましたが、
本人の予想を超えて、今後の人生に大きな影響を与えた年でもあったと思います。

今から一年とちょっと前、フランスへ旅立つ前の私に向かって、
たくさんの友達がこういいました。
「マコちゃん、行ったらもう帰ってこなさそうやな。笑」って。
そう言われた私は、
「ま、その可能性は無くもないけど、そんなつもりはナイけどね。」って思ってました。
で、結果、友人たちのヨミの方があたっていたのかな、というところですね、現在。

ま、まだどーなるか私にもわかりませんが、(なんてたって今年は前厄ですから、笑)
どうにもこうにも、この私はパリに戻りたくてしかたがないようで、
どうしたもんでしょ、あっちが居心地いいみたいで、
どうにかして、しばらくパリで生きていこうと考えてるわけです、この頃。


そんなことを帰国してから何人かの人にお話しましたが、
みんなが決まって私に質問すること
「いったい何がそう思わせるの?いったい何がいいのパリは日本より?」
で、言葉につまる私がいつもいるですが、
なんでしょかね?よーわからんのです。
でも、多分、あっちゃったんですね、肌に。なんやしらんけど。
自分のフィーリングには結構な自信がある私ですが、
それがなんやピンときたんですね。理由はよくわかりません。
私が私のままで居られ、そしてまた、新しい私にもなれた街。


ほんとに、ほんとに、全然カッコイイこと言おうとしてるつもりはないのだけど、
この先しばらくの間の自分の未来がそこに見えたので、
私はもう少しパリに居たいと思ったのです。
それはそこがパリだったからでもあるし、たまたまパリだったのでもある。
どっちが先でもあとでもなく、どっちもある街だから。

高校2年から3年生になる時の春休み、
進路希望していた専門学校の見学をしに東京に行った。
そして、思ったこと、
「うち、まだ東京来たないな、、、コワイこの街。のまれそうや。」
そして、私は高校卒業後も関西の大学に進学し滋賀にとどまった。

その時の決断を何度か後悔した。
あの時、なんで怖じ気づいたんやろって。
でも、それは自分に正直な行動やったのは自分が一番知ってた。

そして、今、私は心の底から、パリで生きたいと思ってる。
ワーホリに行く時の動機は「フランスで暮らしたい」やった、
けど、今は「パリで生きたい」と思ってる。
今ならできる気がする。

だから、いってきます。


未来に絶対はないけど、自分の気持ちにはある。
根拠のない自信は、時に強い意志を生む。
それを実現するためには、まずは自分が動かなければならないから。


だから、私はゆきます、自分の道を。

そんな2012が幕をあけました。


今年もよろしくお願いします。

LOVE FOR MY BABYS☆GROS BISOUS 

真湖

2011年11月16日水曜日

Maroc




ボンジュール皆さん。お元気ですか?
私はすこぶる元気です。ところで、私、もうすぐ帰国します。
ので、帰国に際しての記事を書こうと思いましたが、
それはまた別の日にとして、今日はモロッコの旅行記を。


モロッコ旅行、私にとっては初めてのアフリカでした。
行ったこともない国々に私が勝手に抱いていたアフリカのイメージと、
モロッコという国はちょっとギャップがありましたが、
私達の文化ととても離れたところにある国、例えばアフリカ諸国を知る為の一歩としては、
モロッコは適していたと思います。

今回6日間滞在したわけですが、本当の意味でモロッコという国を知るには、
とても十分な時間ではないと思うので、
私の抱いた印象は、あくまでも私がたった6日間過ごした時にもった印象に過ぎなくて、
それがモロッコの全てじゃないことを声を大にして言いたいです。
というのも、きっと、今後、私は日本で、
この一年間フランスで過ごして思ったことや、
また、私が日本人として日本で暮らし、日本に対して持っている印象や感情を、
フランスで話すことが沢山あると思いますが、
これは、全て、現時点での私の意見だということ。
この前提は、誰が何を意見する時も当たり前のことだと思いますが、
私が何か意見する時に、私自身はこの前提がとても重要だと考えてることで、
常に特筆してることなので、ここでも言っておきます。


で、ですね、私がモロッコで一番感じたこと、それは、
「世界を知る事の重要性」「教育の重要性」「経済力の重要性」
以前バリ島に一人で約20日間滞在した時に感じたことと若干類似しいるのですが、
バリ島同様に観光産業が彼らにとって、とても重要であること、
これはモロッコでもものすごく強く感じました。

「豊かな人間」を造るために必要なもの、
それは、「豊かな環境」に他ならないと。

10歳くらいの少年が母国語でない英語を操って、
観光客に商売を持ちかけてくること。
はっきり言って彼らのとる手法はとてもじゃないけど、
汚いやり方だったり、あまりにもダイレクトな訴求だったりします。
「これだけしてあげたのだから金をくれ」と。
けど、それを「不親切だ」と教える人もいなければ、
むしろ、お金の為には是とされてることです、おそらく。

ローカル価格と観光客価格とに大きな差があること、
これは一瞬、彼らが「荒稼ぎ」をしているかのように思えるのだけど、
おそらく、それは違います。と、私は思います。

なんだか、思った全てのことがスマートに伝えられないのですが、
とにもかくにも、彼らをそうしたらしめてるのは、
おそらく、あの国の経済力やら、モラルやらそういうものであって、
そのことが、私達の価値観からすれば間違ったことであったとしても、
現状としては彼らにとって必要なことであること、
やむを得ないことであることなんだろうなと思うのです。

そうして、そういうことを考えた時、私がこの一年間でフランスで感じた
沢山の日本との差、それは、モロッコではものすごく些細な差で、
モロッコを訪れた日本人もフランス人もきっとほとんど同じような印象を抱き、
同じ様なことを考えるのだろうなと思った時、
世界が経済力というものをベースにその文化が大きく二分されていることを感じ、
なんだか少し不思議な気分になりました。



そして、もう一つ、すごく思ったこと。
ここまで自分達の生活圏に観光客が土足で踏み入れいてくる事実と、
そして、それが、彼らの生活の糧にもなっている事実、
彼らはこのことに関してどんなことを考えてるのかなって、
自分もそれをやってしまっている一人だとは重々承知の上に、
とても自分勝手にも、少し切なくなって考えてました。

そんなことを悶々と考えながら歩いたマラケシュとエッサウィラという街。

写真とはちょっと皮肉な物で、絵に比べて、その物のありのままを切り取ることができるかと思い、
実は、時に、それは思いのほか、その物が持つポテンシャル以上のものを伝えることがあると私は思ってます。
光と陰の成せる技というのか、きっと。
それが、モロッコでの写真には非常によく現れていると、自分で撮影して思いました。
なんと写真栄えする街なのだと。

それにしても、久々に沢山写真を撮って楽しかった。これは正直な感想。
写真でアート気分満喫するにはいい街でした。



スークにて。プチプラなアクセにメロメロなる。

通りすがりの広場にて。一日何個うれんにゃろ、と疑問。


美術館にて。チョーかわいい。

フナ広場屋台にて。ま、こんなもんか、な味。笑。

美術館中庭にて。こうゆう建築様式をなんていうんやろ?

2011年8月8日月曜日

新生活

いや、別に、新しい家になったとか、新しい職場になったとか、
そういうことではナイのですが、
明らかに以前までのパリ生活とは変わったので、そんなタイトルにしてみました。

はい、私、今、楽しいです。総合的に、なにかと。
ワーホリっぽくなってきました。
って、ものすっごい自分の勝手なイメージの上で言ってますが、笑。
とりあえず、バカンスが始まったんでね。この時間のゆとり。最高。

そして、なんと言っても、大きな変化は、パリに友達がいっぱいできたこと。
それも、かなりツボを抑えた感じの。

そんなこんなで、美味しいご飯を食べる事も、美味しいお酒を飲む事も、
写真を撮ることも、そして、撮ってもらうことも前よか数段増えたので、
最近食べたものを中心に、楽しそうなこの頃の私一挙公開。


まずは、バカンス前週。とりあえず、お疲れさん会って感じだったのかな?
マークことシェフのおごりで、みんなでお食事会。


左の男性がマーク。若干26歳、なかなかの男前です。


左、アントワーヌ。なんですかね、このニヒルな笑い。ちなみに24歳。老け過ぎ、爆。
右、スタージュのアドリアン。ちなみに、体重100弱。もうすぐ17歳。でかすぎ、笑。


で、酔っ払って寝てしまう前のワタシ。


で、お次ぎは、勤務最終日のアプレミディ。
この日は営業はなく、大掃除だけで終了だったので、
さっさと終わらせて、トロケのみんなと昼ご飯〜。
と言う名の飲んだくれ会。友達(元トロケのキュイジニエ)の働く人気のタパス屋へ。

友達の(多分)サービスで出てきたアミューズ。なんやったか忘れた。
けど、やはり、持つべき物は友です。それは言えます。


生春巻きみたいなん。これも誰かが頼んだやつやし、なんか知らん。


これは私が頼んだ、トマトコンフィとシェーブルのサラダ。
美味しくないわけがない。

これも誰が頼んだ何か知らずたべる。スペアリブ的な。おいしかった。


みんな大好きガンバス(海老)クリーム!!
ま、見たまんまの味ですが、テッパンですよねー。


で、非常に嬉しそうなワタシ。既にイイ感じに酔っ払い。


ワタシの事が大好きな噂のジャクソン、と、その奥さんことアレクサンドラ。
奥さん、ちょっとワタシに顔の感じ似てる。
つーことはつまり、ジャクソンはワタシの顔がズバリタイプなんだなと一人納得。
ちなみに彼ら同い年。で、10歳の息子有り。スゲー。ちなみにボリビア人。
パリにはもう10年くらいすんでるらしい。
ここパリで稼いだお金は、
祖国にてハマー(車)を2台も購入したりすることに使用済みだそうだ。
いいなー、その貨幣価値の差。日本とフランスじゃできないよねーそれ。


で、これはディジェスティフ、つまり食後酒。
のくせに、何倍も飲む酔っぱらいの我ら。
アルマニャックのフランボワーズジュース割り。(だったはず、、、、)
つまり、アルコール度数かなり高いです。まー、食後酒ですからね。


お次ぎは新しくできた友達シリーズ。

確か、この日は初対面だったはず。
のだがしかし、既にかなりオモローだったヒロちゃん。


そして、同じく初対面のコバ。と、リヨンからの旧友マサオ君。
みんなで茶しばくの巻。


で、後日コバと意気投合したSATC的二人飲み会でのワインのアテ。
ジャンボンとフロマージュ、そしてコルニッション。これ大好物。
と、二人で盛り上がってたら、イキナリとなりの客席を、
ガサー!って慌ただしく動かしだす店員出没。
なにが始まるのかと思ったら、その客席の真下に、
食材ストックのあるカーブ出現!!

え!?ここにっすか!?てか、今!?!?
いや、はい、フランスのお店にはほとんどカーブがあるのですが、
こんな客席の真下にある店、しかもがんがん営業中に、
客席のけてものとりにいってんのなかんか見たん初めて。
さすが、フランス。日本じゃあり得ん。
で、世界でもイイ人の代名詞として知られる日本人ですが、
その代表として、コバは机を動かすの笑いながら手伝ってました、笑。
よっ!!イイ人!!!


はい、そして、ぞくぞく増える日本人友。
今度はみんなで、サロンドテが人気の店、モスクにてクスクス&タジンを食らう。

パリ二年目のミユキ氏とお馴染み(←既に!?)のコバ。


山盛りガトー(お菓子)。


お次ぎはワタシの元同僚が働くイタリアンレストランへ。
華奢なクセによく食べるDJのノンちゃんと、動き過ぎなコバ。


前菜色々盛り合わせ。こういうの日本女子は大好きです。
全部旨し。


アマトリチャーナのニョッキ。やったけ?

プッタネスカのスパゲッティ。やったはず。

ピストゥ(バジル)のニョッキ。これワタシ食べたやつ。


フランスのイタリアンは不評ですが、ここのお店はとっても美味しいです。
お店もかわいいし、自家製フォカッチャも美味しいし、店員も男前やし(笑)、
とりあえずオススメー!


で、そんなこんなで、お友達もできたりしたので、
こんな風に自分撮りじゃない写真も増えました〜。ワーイ!!

職場近所のカフェにて。


こちらも職場近所のカフェにて、休憩中に一杯。



そしてバカンスも一週間が過ぎた本日の様子。
昨日から、リヨンで同じ学校に通っていたマホちゃんがパリ入り。
これから一か月一緒にくらしまする。
そんな、マホちゃんとパリを散策して帰宅したら、
ロジーヌがマホちゃんのワタシの対照的なファッションにエラくウケる。
で、なぜか家庭内ストリートスナップ開催。
ロジーヌはいっつもワタシのファッションを見て楽しんでくれる。
今日はこの遠足的な、短パン、帽子、横くくり、がえらいウケてた。
んなわけで、アップでも撮られました、笑。



で、おなかが空いたので、あった材料でカルボナーラ!
やっぱご飯は誰かとたべた方が断然旨しー!!満足。

はい、そんなこんなな、パリ日記でした。

またねー!








2011年6月14日火曜日

トロケの話。

続々更新。珍しく、二夜連続です。
今日は職場の話。
先週は一週間のバカンス明けだったので、店的には暇でしたが、
ワタシの体力的には結構きつかった一週間でした。
そのバカンス中にシェフのマークは26歳のお誕生日を迎えていたらしく、
週末にみんなでお祝いしましたー。

の図


そして、先月末はセヴリーヌの23歳のお誕生日だったので、
ピアスのプレゼントとお手紙をあげましたー。

の図



お次ぎはアニマル編。

現在メニューにある「オマール」。
オーダーがとおる度に生きてるやつを捌きますが、
暇な時なんぞは、一通りオマールで遊んでる悪ガキシェフのマークです。

の図
2匹いたら戦わせてみたり。


それからコチラも今のおすすめ「ブタの頭肉のテリーヌ」を仕込むのブタの頭。
ジャーン。
こんなん見たん初めてで、かなりビビった。
段ボール箱に頭が5コくらい入って、普通に野菜みたいに納品されます。

の図

せやけど、これが、うまいんだな。
って、多分、日本人はアカン人多いと思うけど。
ワタシは蔵モツ系好きなんで、頭も耳も舌などもいけます。
でも足はあんま好きちゃうかなー。



はい、最後は、全くもってトロケと関係ないですが、
今日街中を歩いてて見つけた標識(?)
車からコンセント?
これなんの図?

全然よくわからんけど、なんかカワイイとか思ったのでパシャリ。
ワタシ、こういうの好きなんですよね。
標識とかロゴとか。

こないだ行ったスペインはフランスよりも、
全体的にコミカルなタッチのデザインが多くて、結構ツボでした。
そういうのもやっぱ国民性?ですよね。

バルセロナ旅行記もそろそろアップしなきゃーだ。
でも、写真がパネーパネーな数で結構やる気うせてる系です。
気長に待っててちょ。

ではではー。




2011年6月13日月曜日

ツイッター的な感じで。




いや、ほんとに、これはマコラムというより、マコヤキ(マコのつぶやき)です。
まちがってもタコヤキやブタヤキではありません。
マークに生意気なこというとよく
「このブタ女が!」的罵声をあびせ掛けられるワタシですが。

相も変わらず日本人の友達がいないワタシは
(てか、トロケのみんなとロジーヌとその友達以外知り合いすらいないですが)
しょうもないことを事細かに喋ってバカ言い合える人がいないので、
おのずと呟きたいことがたまってしまうのが現状です。

では、いってみよー!

パリには、思ったほどカッコイイ人はいません。
(って、いきない何様発言ですが、爆)
って、行く界隈にもよるのかもしれませんが、
少なくとも私の生活圏内はそんなお洒落スポットじゃなく、
どちらかというと、団地街なので、特に。

でも、カワイイと思う女の子は至るところにいます。
あまりにいすぎて、もしかして私レズ?とか思ってしまうほどです。
これって、全くもって私の主観的な話やけど。
この子めっちゃカワイイ。って思う子は、まず、
めっっっっっっっっっっっちゃ顔小ちゃいです。
そして、ちゃんと化粧してる。
そして、もちろん私の美的感覚的に言ってお洒落。

で、昨日もそんなカワイイ女の子をメトロで見かけたんやけど、
ふと思いました。
「ん?でもこういう感じの顔の子って日本にもいるよね?」って。

今や、人種が混ざりに混ざって、
顔つきや体型に大昔ほどの差がなくなったというのもあると思うけど、
でも、女の子に関して言えば、やっぱ、「化粧」の力というのは偉大だなと。
めっちゃ思う。

なので、海外に来ると化粧を怠る日本人女性も少なくはないと思いますが、
私は、意外と結構ちゃんと、仕事に行くのにもしてます。

で、今日は日曜日だったので、
ぐっすりと朝寝坊をして、昼過ぎてから、片付け間際のマルシェに。
このマルシェは家の近所なので、2週間に一回くらい足を運んでますが、
ここのマルシェに行く理由の一つに、
カッコイイお兄さんがいる八百屋さんがあるというのがあります。
あくまでも、いくつかある理由の一つです。はい、あくまでも。

で、そのお兄さんから野菜を買った事はありませんが、
今日、前を通りかかった時に、初めて目があって、
初めて微笑みかけてくれました。
今までにも何回か目はあってるはずなのだけど、(私の勘違いじゃなければ)、
多分、今日、「あ、この子前もみたことある」的な感じで認識したはず。

で、

よっしゃ!!視線を送り続けた甲斐あり。
と心の中で密かにガッツポーズをしていたものの、

いかんせん忘れん坊なフランス人、
そして私はこのマルシェにはまた来週の日曜までこない、
はい、全くもって今後の展開には期待できません。

そして、実は、時間もなかったせいで、
チョーーーーーーーーーーーーーーー薄化粧だった私です。

せっかくのファーストコンタクトでしたが、めっちゃ後悔。


そんな日曜日は、別にそれで落ち込んでるわけでは、
全くと言っていいほどにないですが、
ほとんど何もせずに終わりました。

唯一、ロジーヌにパスタを作ってあげて一緒に食べて、
どえらく誉められたくらいです。


現在、深夜の1時をまわりましたが、
もうすぐ、ロジーヌの息子さんことラファエルさんがやってきます。
彼は、現在45歳ですが、自他とものに、というか、実母も認める、
「プレイボーイ」さんです。
その女性遍歴ときたら、スゴイです。
私が、その話をあまりにも興味深くロジーヌに聞いたもんやから、
最近は、彼の話でもちきりな、私達です。

なので、いつもより(彼は月1くらいで仕事の為にパリにやってきます)、
ラファエル氏と会うのが楽しみな私です。

で、しかも、今日は朝から、
「今夜うちのプレイボーイがやってくるわよー。」
って自分の息子のことをロジーヌが言ってて笑けます。


でも、私ね、なんと、その話聞く前から、
このおじさん、なんか色っぽいなーモテそうやなーって思っていたので、
それをほんの数秒で嗅ぎ分けた自分の鼻にもびっくりした。

けど、そんな鼻を持ってる自分の男運は全くもってないのはなぜですか?



って、あ、そうか、ラファエル氏のような人を色っぽいと思う時点で、
間違った選択をしているのだね。なるほど、今、納得、自分。
今後にいかそう。



そんなわけで、先ほど、ボルドーからやってくる息子を、
モンパルナス駅まで迎えにいったロジーヌが出かけに私に発した言葉。
「ジェームズボンドを迎えに行ってくるわね〜」って。
それを聞いて大爆笑で彼女を送りだしたワタシです。

いや、ほんまにロジーヌおもろい。



上の写真はセーヌ川沿いに群がりピクニックをしている若者達の図。
この時すでに22時くらいでしたが、この明るさ。
そして、これ、別にこの日に何かあったとかじゃなくて、割と日常的に見られる光景です。
日本じゃこんなのお花見シーズンの週末しか見られないよねー。
で、いつも独りボッチのワタシは彼らを羨ましげに見ながら、お散歩をしているのでした。
日本やったら、一緒にこんなことしてくれる友達いっぱいおるのにー。
人生で初めて、友達が側に居ない生活をしています。
ま、これも経験。それも良し。
そんなことを思っている今日この頃。


それでは、ボンニューイ。



2011年6月9日木曜日

フランスで得たもの。


シャトーと聞くと、名ばかりですがソムリエの端くれとしては、
ボルドーの格付けワインなどを連想したりも、ちょっとくらいはしていたのですが、
最近は、違います。
パリのお母さんことロジーヌに連れられて、先日、
パリに来てから3つ目のとなるお城に訪問してきました。
上の写真はそのお城こと「chateau vaux le vicomte」
ルイ14世の時に建てられた城です。
というわけで、今日はその城巡りの話。

の、前に、ロジーヌのことを少し。
下の写真、もちろん、左のマダムがロジーヌ。



ロジーヌはRosineと書きますので、
正しい発音は「ロジーヌ」と「ホジーヌ」の間くらいの音です。
この喉を使ったフランス語特有の「R」の発音が大の苦手な私は、
ロジーヌの名前を呼ぶのも一苦労。

Rosineという名前はフランス人には珍しい名前らしく、
よく「誰と住んでるの?」と質問された時に、
「Rosineという名のフランス人マダム」と答えると、大抵、
「え?彼女はフランス人?そんな名前きいたことないけど。」って言われます。
ので、こないだそのことをロジーヌに言ったら、
Rosineという名前はすごく古い名前らしく、
王族の中に同じ名前の娘がいて、そこが由来と言ってました。(と思う。)
なので、知らない人も多く、すごく珍しい名前やから、
彼女自身も今までに一度も同じ名前の人に出会ったことがないと言ってました。
それものすっごい珍しい名前よね。
でも、私は生粋のフランス人よ。と付け加えてました。

けど、そんなロジーヌのキャラクターとライフスタイルは、全然フランス人ぽくないです。
ま、どんなんがフランス人ぽいのかと言われるとその定義も非常に曖昧で、
というか、日本人の偏見のような気もするけど、
でも、彼女自身も、自分はあまりノーマルなフランス人じゃないって自称してますし。

というのも、とにかく自由でとにかく明るい。

確か15年前に離婚したって言ってたけど、その元旦那さんはスペイン人で、
その昔2年間スペインに住んでたこともあって、
彼女は今でもめっちゃスペインひいきです。
こないだ、ウチがバルセロナに行った時も、スペイン人はフランス人より、
めっちゃ明るくて感じがいいから楽しいよ!って自分フランス人やのに言ってたし。
ま、これもその予備知識のせいかもですが、
実際、確かにそんな印象はありました、スペイン。

あと、フランス人には珍しく、ニンニクも好きやし、
パスタや茹で野菜もアルデンテ好き。

そんなロジーヌの今のライフスタイルは、ほんとにほんとに自由。
好きな時に、寝て、起きて、ご飯食べて、好きな時に好きな事して、
同じようにシングルのお友達も沢山いて、しょっちゅう映画やらお食事に言ってるし、
ことし67歳やったかな?やけど、車だってガンガン乗り回すし、
マニュキアもいつもしてるし、ウチのファッションにも興味深々でいつも誉めてくれるし、
息子さんが二人いるので、お孫さんも勿論いるんやけど、
お孫さんと一日中遊んでクタクタになって帰ってきたと思ったら、
そのあと、うちにもその日の出来事を散々話してくれたり、
こないだのフランス次期大統領のはずだった人の、
セクシャルスキャンダルの話題もめっちゃ笑ってずっと話してたし、
料理は面倒くさいからか全くと言っていい程しないし、
だからいつもインスタント品食べて、
でも、それをウチに向かって笑いながら
「これめっちゃ便利でおいしの!」
「ほらーごらん!うーん!美味しい!私、偉大な料理人でしょ?」
ってめっちゃ冗談言ってるし。

んで、「独り身って自由でサイコー!」っていっつも言ってる。


いや、彼女を見てるとほんまにそう思う。
「老後に独りって寂しくないんかな?」
なんて心配を全くもって抱かない。

なんか、こういうのが日本人女性にはあんまし見られへんなー、と思うし、
もちろん、ロジーヌはフランス人女性の典型ではないんやけど、
こういうロジーヌが自分の人生を存分に楽しめる土壌があるのが、
フランスと日本の大きな違いやなーと、ほんとに心から思います。

日本人の考え方も最近ではだいぶとかわってきたので、
色んな生き方をカミングアウトする人も増えてきたと思うけど、
でも、やっぱまだまだそういう点ではフランスの方が圧倒的に考え方が進んでると思う。
確かに、ちょっぴり変わった人生を送ってる人のことは、
「あの人○○だね」って陰で話題にしてたりするけど、
でもほとんどの人が決まって、そのあとに
「でも個人の自由やから、その人がしたいことをしたい時にすればいいの。
何でも全然構わない!」って続けるし、本気で思ってる。
(勿論、意地悪とか別問題やで。)

そういうのがね、ほんとに、すごく感じるの、ロジーヌと生活してて。
あと、職場のセヴリーヌと話してても。
67歳のマダムと22歳のマドモアゼル、世代が全く違う二人が口を揃えて、
「それが人生。人生は楽しまなきゃ!」ってこんなこと言ってるの。
すごくない?フランス。
こういう価値観というか人生観というか、
それが体感できて、それも素晴らしいなって思えたのが、
このワーホリで一番素晴らしい経験やと思うこの頃です。

そんなわけで、城の話をしようと思いましたが、すでに長々なので、また今度に。



城の庭を私一人でお散歩して帰ってきたら、その場で出会った別のマダムとお喋り中。
知らない人ともその場でお喋りが盛り上がってるのってフランスでよくみる光景。
みんなお喋り大好き。




城主の寝室があまりにも素晴らしく気に入ってしまったらしく、
その場に座り込み、寝そべってこの部屋を鑑賞堪能するロジーヌと、
これまた、その場で同じように戯れていたた見知らぬファミリー。
ここでも、お喋りは盛り上がる、笑。