2011年6月14日火曜日

トロケの話。

続々更新。珍しく、二夜連続です。
今日は職場の話。
先週は一週間のバカンス明けだったので、店的には暇でしたが、
ワタシの体力的には結構きつかった一週間でした。
そのバカンス中にシェフのマークは26歳のお誕生日を迎えていたらしく、
週末にみんなでお祝いしましたー。

の図


そして、先月末はセヴリーヌの23歳のお誕生日だったので、
ピアスのプレゼントとお手紙をあげましたー。

の図



お次ぎはアニマル編。

現在メニューにある「オマール」。
オーダーがとおる度に生きてるやつを捌きますが、
暇な時なんぞは、一通りオマールで遊んでる悪ガキシェフのマークです。

の図
2匹いたら戦わせてみたり。


それからコチラも今のおすすめ「ブタの頭肉のテリーヌ」を仕込むのブタの頭。
ジャーン。
こんなん見たん初めてで、かなりビビった。
段ボール箱に頭が5コくらい入って、普通に野菜みたいに納品されます。

の図

せやけど、これが、うまいんだな。
って、多分、日本人はアカン人多いと思うけど。
ワタシは蔵モツ系好きなんで、頭も耳も舌などもいけます。
でも足はあんま好きちゃうかなー。



はい、最後は、全くもってトロケと関係ないですが、
今日街中を歩いてて見つけた標識(?)
車からコンセント?
これなんの図?

全然よくわからんけど、なんかカワイイとか思ったのでパシャリ。
ワタシ、こういうの好きなんですよね。
標識とかロゴとか。

こないだ行ったスペインはフランスよりも、
全体的にコミカルなタッチのデザインが多くて、結構ツボでした。
そういうのもやっぱ国民性?ですよね。

バルセロナ旅行記もそろそろアップしなきゃーだ。
でも、写真がパネーパネーな数で結構やる気うせてる系です。
気長に待っててちょ。

ではではー。




2011年6月13日月曜日

ツイッター的な感じで。




いや、ほんとに、これはマコラムというより、マコヤキ(マコのつぶやき)です。
まちがってもタコヤキやブタヤキではありません。
マークに生意気なこというとよく
「このブタ女が!」的罵声をあびせ掛けられるワタシですが。

相も変わらず日本人の友達がいないワタシは
(てか、トロケのみんなとロジーヌとその友達以外知り合いすらいないですが)
しょうもないことを事細かに喋ってバカ言い合える人がいないので、
おのずと呟きたいことがたまってしまうのが現状です。

では、いってみよー!

パリには、思ったほどカッコイイ人はいません。
(って、いきない何様発言ですが、爆)
って、行く界隈にもよるのかもしれませんが、
少なくとも私の生活圏内はそんなお洒落スポットじゃなく、
どちらかというと、団地街なので、特に。

でも、カワイイと思う女の子は至るところにいます。
あまりにいすぎて、もしかして私レズ?とか思ってしまうほどです。
これって、全くもって私の主観的な話やけど。
この子めっちゃカワイイ。って思う子は、まず、
めっっっっっっっっっっっちゃ顔小ちゃいです。
そして、ちゃんと化粧してる。
そして、もちろん私の美的感覚的に言ってお洒落。

で、昨日もそんなカワイイ女の子をメトロで見かけたんやけど、
ふと思いました。
「ん?でもこういう感じの顔の子って日本にもいるよね?」って。

今や、人種が混ざりに混ざって、
顔つきや体型に大昔ほどの差がなくなったというのもあると思うけど、
でも、女の子に関して言えば、やっぱ、「化粧」の力というのは偉大だなと。
めっちゃ思う。

なので、海外に来ると化粧を怠る日本人女性も少なくはないと思いますが、
私は、意外と結構ちゃんと、仕事に行くのにもしてます。

で、今日は日曜日だったので、
ぐっすりと朝寝坊をして、昼過ぎてから、片付け間際のマルシェに。
このマルシェは家の近所なので、2週間に一回くらい足を運んでますが、
ここのマルシェに行く理由の一つに、
カッコイイお兄さんがいる八百屋さんがあるというのがあります。
あくまでも、いくつかある理由の一つです。はい、あくまでも。

で、そのお兄さんから野菜を買った事はありませんが、
今日、前を通りかかった時に、初めて目があって、
初めて微笑みかけてくれました。
今までにも何回か目はあってるはずなのだけど、(私の勘違いじゃなければ)、
多分、今日、「あ、この子前もみたことある」的な感じで認識したはず。

で、

よっしゃ!!視線を送り続けた甲斐あり。
と心の中で密かにガッツポーズをしていたものの、

いかんせん忘れん坊なフランス人、
そして私はこのマルシェにはまた来週の日曜までこない、
はい、全くもって今後の展開には期待できません。

そして、実は、時間もなかったせいで、
チョーーーーーーーーーーーーーーー薄化粧だった私です。

せっかくのファーストコンタクトでしたが、めっちゃ後悔。


そんな日曜日は、別にそれで落ち込んでるわけでは、
全くと言っていいほどにないですが、
ほとんど何もせずに終わりました。

唯一、ロジーヌにパスタを作ってあげて一緒に食べて、
どえらく誉められたくらいです。


現在、深夜の1時をまわりましたが、
もうすぐ、ロジーヌの息子さんことラファエルさんがやってきます。
彼は、現在45歳ですが、自他とものに、というか、実母も認める、
「プレイボーイ」さんです。
その女性遍歴ときたら、スゴイです。
私が、その話をあまりにも興味深くロジーヌに聞いたもんやから、
最近は、彼の話でもちきりな、私達です。

なので、いつもより(彼は月1くらいで仕事の為にパリにやってきます)、
ラファエル氏と会うのが楽しみな私です。

で、しかも、今日は朝から、
「今夜うちのプレイボーイがやってくるわよー。」
って自分の息子のことをロジーヌが言ってて笑けます。


でも、私ね、なんと、その話聞く前から、
このおじさん、なんか色っぽいなーモテそうやなーって思っていたので、
それをほんの数秒で嗅ぎ分けた自分の鼻にもびっくりした。

けど、そんな鼻を持ってる自分の男運は全くもってないのはなぜですか?



って、あ、そうか、ラファエル氏のような人を色っぽいと思う時点で、
間違った選択をしているのだね。なるほど、今、納得、自分。
今後にいかそう。



そんなわけで、先ほど、ボルドーからやってくる息子を、
モンパルナス駅まで迎えにいったロジーヌが出かけに私に発した言葉。
「ジェームズボンドを迎えに行ってくるわね〜」って。
それを聞いて大爆笑で彼女を送りだしたワタシです。

いや、ほんまにロジーヌおもろい。



上の写真はセーヌ川沿いに群がりピクニックをしている若者達の図。
この時すでに22時くらいでしたが、この明るさ。
そして、これ、別にこの日に何かあったとかじゃなくて、割と日常的に見られる光景です。
日本じゃこんなのお花見シーズンの週末しか見られないよねー。
で、いつも独りボッチのワタシは彼らを羨ましげに見ながら、お散歩をしているのでした。
日本やったら、一緒にこんなことしてくれる友達いっぱいおるのにー。
人生で初めて、友達が側に居ない生活をしています。
ま、これも経験。それも良し。
そんなことを思っている今日この頃。


それでは、ボンニューイ。



2011年6月9日木曜日

フランスで得たもの。


シャトーと聞くと、名ばかりですがソムリエの端くれとしては、
ボルドーの格付けワインなどを連想したりも、ちょっとくらいはしていたのですが、
最近は、違います。
パリのお母さんことロジーヌに連れられて、先日、
パリに来てから3つ目のとなるお城に訪問してきました。
上の写真はそのお城こと「chateau vaux le vicomte」
ルイ14世の時に建てられた城です。
というわけで、今日はその城巡りの話。

の、前に、ロジーヌのことを少し。
下の写真、もちろん、左のマダムがロジーヌ。



ロジーヌはRosineと書きますので、
正しい発音は「ロジーヌ」と「ホジーヌ」の間くらいの音です。
この喉を使ったフランス語特有の「R」の発音が大の苦手な私は、
ロジーヌの名前を呼ぶのも一苦労。

Rosineという名前はフランス人には珍しい名前らしく、
よく「誰と住んでるの?」と質問された時に、
「Rosineという名のフランス人マダム」と答えると、大抵、
「え?彼女はフランス人?そんな名前きいたことないけど。」って言われます。
ので、こないだそのことをロジーヌに言ったら、
Rosineという名前はすごく古い名前らしく、
王族の中に同じ名前の娘がいて、そこが由来と言ってました。(と思う。)
なので、知らない人も多く、すごく珍しい名前やから、
彼女自身も今までに一度も同じ名前の人に出会ったことがないと言ってました。
それものすっごい珍しい名前よね。
でも、私は生粋のフランス人よ。と付け加えてました。

けど、そんなロジーヌのキャラクターとライフスタイルは、全然フランス人ぽくないです。
ま、どんなんがフランス人ぽいのかと言われるとその定義も非常に曖昧で、
というか、日本人の偏見のような気もするけど、
でも、彼女自身も、自分はあまりノーマルなフランス人じゃないって自称してますし。

というのも、とにかく自由でとにかく明るい。

確か15年前に離婚したって言ってたけど、その元旦那さんはスペイン人で、
その昔2年間スペインに住んでたこともあって、
彼女は今でもめっちゃスペインひいきです。
こないだ、ウチがバルセロナに行った時も、スペイン人はフランス人より、
めっちゃ明るくて感じがいいから楽しいよ!って自分フランス人やのに言ってたし。
ま、これもその予備知識のせいかもですが、
実際、確かにそんな印象はありました、スペイン。

あと、フランス人には珍しく、ニンニクも好きやし、
パスタや茹で野菜もアルデンテ好き。

そんなロジーヌの今のライフスタイルは、ほんとにほんとに自由。
好きな時に、寝て、起きて、ご飯食べて、好きな時に好きな事して、
同じようにシングルのお友達も沢山いて、しょっちゅう映画やらお食事に言ってるし、
ことし67歳やったかな?やけど、車だってガンガン乗り回すし、
マニュキアもいつもしてるし、ウチのファッションにも興味深々でいつも誉めてくれるし、
息子さんが二人いるので、お孫さんも勿論いるんやけど、
お孫さんと一日中遊んでクタクタになって帰ってきたと思ったら、
そのあと、うちにもその日の出来事を散々話してくれたり、
こないだのフランス次期大統領のはずだった人の、
セクシャルスキャンダルの話題もめっちゃ笑ってずっと話してたし、
料理は面倒くさいからか全くと言っていい程しないし、
だからいつもインスタント品食べて、
でも、それをウチに向かって笑いながら
「これめっちゃ便利でおいしの!」
「ほらーごらん!うーん!美味しい!私、偉大な料理人でしょ?」
ってめっちゃ冗談言ってるし。

んで、「独り身って自由でサイコー!」っていっつも言ってる。


いや、彼女を見てるとほんまにそう思う。
「老後に独りって寂しくないんかな?」
なんて心配を全くもって抱かない。

なんか、こういうのが日本人女性にはあんまし見られへんなー、と思うし、
もちろん、ロジーヌはフランス人女性の典型ではないんやけど、
こういうロジーヌが自分の人生を存分に楽しめる土壌があるのが、
フランスと日本の大きな違いやなーと、ほんとに心から思います。

日本人の考え方も最近ではだいぶとかわってきたので、
色んな生き方をカミングアウトする人も増えてきたと思うけど、
でも、やっぱまだまだそういう点ではフランスの方が圧倒的に考え方が進んでると思う。
確かに、ちょっぴり変わった人生を送ってる人のことは、
「あの人○○だね」って陰で話題にしてたりするけど、
でもほとんどの人が決まって、そのあとに
「でも個人の自由やから、その人がしたいことをしたい時にすればいいの。
何でも全然構わない!」って続けるし、本気で思ってる。
(勿論、意地悪とか別問題やで。)

そういうのがね、ほんとに、すごく感じるの、ロジーヌと生活してて。
あと、職場のセヴリーヌと話してても。
67歳のマダムと22歳のマドモアゼル、世代が全く違う二人が口を揃えて、
「それが人生。人生は楽しまなきゃ!」ってこんなこと言ってるの。
すごくない?フランス。
こういう価値観というか人生観というか、
それが体感できて、それも素晴らしいなって思えたのが、
このワーホリで一番素晴らしい経験やと思うこの頃です。

そんなわけで、城の話をしようと思いましたが、すでに長々なので、また今度に。



城の庭を私一人でお散歩して帰ってきたら、その場で出会った別のマダムとお喋り中。
知らない人ともその場でお喋りが盛り上がってるのってフランスでよくみる光景。
みんなお喋り大好き。




城主の寝室があまりにも素晴らしく気に入ってしまったらしく、
その場に座り込み、寝そべってこの部屋を鑑賞堪能するロジーヌと、
これまた、その場で同じように戯れていたた見知らぬファミリー。
ここでも、お喋りは盛り上がる、笑。